慢性障害〜変形性股関節症〜
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2023.04.15
- 慢性症状
【変形性股関節症とは】
変形性股関節症(OA)は、股関節の関節軟骨の変性・摩耗(削れる)により、骨の増殖によって関節の変形を起こした状態をいいます。50歳以降に発症し、特に女性が発症しやすいと言われています。
痛みの原因は大きく2つあり
- 滑膜炎:損傷した関節軟骨が、関節を包む『滑膜』を刺激する事での痛み。
- 軟骨下骨:関節軟骨がすり減り、その下の軟骨下骨が露出。近くにある感覚器によって痛みを発症する。
変形性股関節症になる方の多くが(約80%)、『先天性寛骨臼形成不全』など生まれつき骨の構造に問題があるケースが多いと言われています。
《変形性股関節症の病期》
- 前期股関節症:軟骨の摩耗はないが、変形性股関節症になるリスクが高い人:小さな骨棘・関節裂隙が狭くなる(1/2は残っている)
- 初期股関節症:股関節を動かす際に痛みを感じるようになります。膝・お尻など他の部位に違和感を感じる方もいらっしゃいます。
- 進行期股関節症:安静時・就寝時にも痛みを感じるようになります。動作全般でも股関節を深く曲げることが難しくなってきます。
- 末期股関節症:軟骨の摩耗により痛みがひどく、膝が外側に向いて日常生活が困難となります。
※Gradeの判定は、整形外科での診断を受ける必要があります。
≪当院での治療≫
- 痛みのコントロールの為に、超音波・立体動態波・マイクロカレント・アイシングを行います
- 痛みが軽減してきたら、歩行動作・関節の動き・筋力の評価を行い、リハビリテーションを行っていきます。
- 日常生活に支障が無い状態になれば、アスレティックリハビリテーションを行い再発予防を行っていきます。
- 歩行動作を補助する為に、オーダーメイドのインソールの処方も可能です。
⇒GradeⅠ~Ⅱに関しては、積極的なリハビリテーションを行っていきます。
変形性股関節症でお困りの方は、御気軽にご相談下さい。
姫路市北今宿 たか整骨院
アスレティックトレーナー中川