慢性障害〜扁平足〜
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2023.04.13
- 慢性症状
【扁平足とは】
扁平足とは、足裏の土踏まずが何らかの原因によって潰れてしまった状態の事を指します。人間の足の裏は、筋肉・靭帯などの組織によって弓のような構造(アーチ)になっており、歩行やジャンプなどの衝撃を分散する役割があります。
幼少期は脂肪組織も多い為、扁平足の場合が多いですが、成長をするにつれて筋肉や組織の発達により解消されてきます。ですが、成人の扁平足の場合は、様々な足の痛みの原因となるので注意が必要です。
≪扁平足の原因≫
- アーチを形成する組織の損傷(長時間の歩行・オーバーワークなど)
- 後脛骨筋腱の機能不全(アーチを作る筋肉)
- 体重の増加(物理的な刺激によって)
- 生活様式の変化(裸足での生活時間が減少し、足趾の筋肉が使いにくくなった為)
※内側縦アーチを作る筋肉
- 後脛骨筋
- 長腓骨筋
この2つの筋肉が足の裏で交差する事で、足のアーチ構造が作られています。
≪扁平足の判断基準≫
- 舟状骨の位置:母指球(第一中足骨頭)-外果(内くるぶし)下端のラインに舟状骨があるか
- Leg heal angle:踵の傾きが、5〜10度以内
- Toe many too sign:後ろから見て、足指が見えるかどうか
≪扁平足から移行しやすい障害≫
※アーチで衝撃が吸収しにくくなる為、どうしても他の部位にストレスが加わりやすくなってしまいます。扁平足自体で、痛みを引き起こす事は少ないですが、二次的な慢性障害へと移行してしまう可能性が高くなってしまいます。
他の部位に症状が出る前に、早めに対処をされる事をオススメします。
≪当院の治療≫
- 患部の炎症・痛みを抑える為に、超音波・立体動態波・マイクロカレントを実施
- ふくらはぎの筋肉の緊張を抑えるストレッチ・過重をかけたリハビリテーション
- 痛みを引き起こす動きの癖を見つけ、再発予防の為のアスレティックリハビリテーションを実施します。
- 痛みをコントロールする為に、オーダーメイドインソールの処方も可能です。
スポーツの怪我や、慢性障害でお困りの際は、御気軽にご相談下さい。
姫路市北今宿 たか整骨院
アスレティックトレーナー中川