スポーツ外傷~半月板損傷~
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2022.02.05
- スポーツの怪我
≪半月板損傷とは≫
半月板は、膝関節の間にある線維性軟骨(クッション)で、衝撃の分散・吸収だけでなく、滑液(軟骨の栄養)を拡散するなどの役割があります。
スポーツ中の怪我で発生するだけでなく、中高年でも軽い衝撃で損傷するケースもあります(加齢による半月板の変性により)。
~半月板の構造~
内側:C状の構造で、半月板損傷の大半は内側が損傷されやすい。
隣接する内側側副靭帯(深層)と連結し、同時に損傷するケースもあります。
外側:O状の構造で、損傷頻度としては少ない。
小児の(特に女の子)半月板損傷の場合、先天的な形態異常(円盤状半月板)の場合は、外側の損傷になる。
~アンハッピートライアッド~
スポーツでの膝の怪我で最も避けた怪我の1つで、前十字靭帯・内側側副靭帯・半月板を同時に損傷してしまう怪我です。
この場合、手術による再腱術が必要で、競技復帰には、8カ月(リハビリがしっかり出来た場合)必要な怪我です。
≪半月板損傷の原因≫
- 膝が内側に入った
- 膝が伸びきった(過伸展)
- 足が固定された状態で膝を回旋させた
⇒加齢に伴うへん半月板の変性の場合、明らかな原因が無くても損傷する場合があります。
≪半月板損傷の症状≫
- 過重時に痛みがある
- 膝の屈伸動作が出来ない
- 関節が腫れる(水が溜まる)
- 引っ掛かり感がある
- 歩くときに、膝が抜けるようにガクッとなる
≪当院での治療≫
- 急性期は患部の痛み・炎症を抑える為に、超音波・立体動態波・マイクロカレント・アイシングを行います。
- 膝関節周囲の筋肉が萎縮(痩せる)しないように、早期からリハビリテーションを行い、並行してEMS(筋肉を刺激する電気)治療を行っていきます。
- 膝の可動域・日常生活程度の動きが可能になった段階で、併設のジムでアスレティックリハビリテーションを行い、早期の回復を目指します。
≪SNS≫
◇YouTube パーソナルトレーナーたか
◇Instagram at_taka_seikotsuin
半月板損傷でお困りの際は、姫路市 北今宿のたか整骨院にご相談下さい。