スポーツの怪我~足首の捻挫~
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2020.07.30
- スポーツの怪我
【足関節捻挫】
足関節の捻挫には「内返し」と「外返し」の2種類があり、その大半が「内返し(内反捻挫)」の場合が多いです。
内反捻挫の場合、外くるぶしの周囲にある靭帯を損傷する事が多く、損傷度合いによって分類分けされていたます。
《靭帯損傷の度合い》
- Ⅰ度損傷:➀前距腓靭帯の微細損傷
症状:外くるぶしの腫れ・自力での歩行が可能
復帰:約1~2週間で競技復帰が可能
- Ⅱ度損傷:➀前距腓靭帯の完全断裂・②踵腓靭帯の微細損傷
症状:外くるぶしの腫れ・内出血・自力での歩行は困難
復帰:約6週間~2カ月で競技復帰が可能
- Ⅲ度損傷:➀前距腓靭帯の完全断裂・②踵腓靭帯の完全断裂・③後距腓靭帯の部分断裂
症状:足首全体の腫れ・内出血・自力での歩行は困難
復帰:約2~3カ月での競技復帰が可能
不安定性や痛みが残存する場合は靭帯再建術の場合もありますので、復帰にはさらに時間がかかる場合があります。
赤い線を引いている所が足首にある靭帯で、特にくるぶしの前についている靭帯①(前距腓靭帯)が最も痛めやすい場所になります。
←足関節内反捻挫 Ⅱ度損傷(翌日の写真)
捻挫して損傷が大きいとくるぶしの下に内出血がたまり、このように腫れあがります。
≪足関節捻挫の応急処置≫
- まずはビニール袋に氷を入れで、空気を出来るだけ抜いて下さい。
- 包帯やタオルで氷を痛い場所に当て、少し圧迫しながら巻いて下さい。
- 患部を心臓より高い位置にし、約20分はアイシングを継続して下さい。
この①~③を必ず行ってください。
足首の捻挫は、腫れをどれだけ抑えるかで治療期間がかなり左右されます。
≪当院での治療≫
- 電気治療+超音波治療で、まず腫れ・痛みを抑え込みます。
- 捻挫でずれた関節を調節し、テーピングで固定。
- 24時間継続して治療が出来る、ポータブル低周波治療器のレンタル(ATmini)もございます。
- 痛みの程度を見ながら、アスレティックリハビリテーションを行っていきます。
- 足首の不安定性を改善する為に、オーダーメイドのインソール処方も可能です。
当院のYouTubeで、足首捻挫のリハビリ・テーピング動画をアップしています。一度参考にしてみて下さい。
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もし足首の捻挫でお困りの際は、お気軽にご相談下さい。
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アスレティックトレーナー中川