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前十字靭帯損傷

前十字靭帯とは、膝関節の中にある最も重要な靭帯で、スネ(脛骨)が前方にずれない制御・回旋を制御する機能があります。前十字靭帯を損傷すると、自然治癒することは無く、手術による再腱を行う必要があり、日常生活は約3ヶ月・スポーツ復帰は約8ヶ月~12ヶ月が必要とされています。前十字靭帯だけの単独損傷や、半月板・骨挫傷・内側側副靭帯損傷も合併する事もあり、整形外科での精査が必要となります。スポーツ競技で発生する際は、接触によるパターンより、切り返しや着地動作による非接触で多く発生し、膝が内に入る状態(knee in-Toe out)や・重心が後方になった状態での受傷パターンで発生する事があります。

お悩み症状

Trouble

  • 膝が内に入った瞬間に、ブッチと音がした
  • 怪我直後から膝を曲げ伸ばしできなくなった
  • 体重はかけれるが、明らかに関節内に違和感を感じる
  • 内出血で膝全体がぼってり腫れる
  • 歩行時に、抜けるような感覚がある
  • 引っかかって、膝が挟まったような状態になる

原因

Cause

  • ①筋力低下:膝関節を安定化させる筋肉は、臀筋・ハムストリングス・内転筋・体幹など様々です。その中でも、ハムストリングスが最も重要で、その作用は膝を曲げる(屈曲)だけで無く、脛骨を後方に引っ張る作用があります。前十字靭帯損傷パターンで、後方重心になった際に、バランスをとる為に大腿四頭筋が強く収縮し、脛骨を前方に引き出してしまいます。その際にハムストリングスは拮抗する作用で靭帯を制御してくれます。又、大腿四頭筋とハムストリングスの筋力比(H/Q比)では、ハムストリングスの筋力が低下している人は、靭帯損傷を起こしやすいと言われており、リハビリ期間だけで無く、怪我予防としても積極的にハムストリングスの強化が必要となってきます。

  • ②体の使い方・扁平足など足のトラブル:女性アスリートに多い、内股の状態が1つの原因とも言えます。内股(knee in-Toe out)は、臀筋の筋力低下・内転筋の筋緊張・下腿の内旋・足部過回内など、様々の要因から引き起こされてしまいます。女性は男性よりも骨盤の横幅が広く、どうしても内股になりやすい骨格ですが、普段から正しい動作の習得が必要です。よく現場で見られるのが、中臀筋の筋力低下です。片足着地の際に、中臀筋がしっかり働かない事で股関節が内転し、結果として膝がknee inしてしまいます。筋力強化だけで無く、実際のスポーツ動作の際に、筋力発揮できるようにリハビリが必要になってきます。

  • ③生理周期:これは女性アスリートしか対象ではありませんが、生理前になるとホルモンの影響で靭帯が緩んでしまう現象が起こり、怪我を起こすリスク大きくなります。これに関しては、ご自身でコントロールする事が難しいので、練習前のウォーミングアップに、怪我予防のトレーニングを行ったり、テーピングをサポーターで固定する事も必要になってきます。

ご自身での対処法

Yourself

自宅での応急処置はこのRICE処置を行ってください。慢性的な痛みであっても、アイシングを行って大丈夫です。15-20分を目安に、痛みがある箇所に対して行っていきます。前十字靭帯損傷の場合はMRIでの判断が必要になる為、医療機関を受診するようにしましょう。完全断裂の場合は、手術が適応になり、不全断裂の場合は、靭帯の不安定性・パフォーマンスレベルに応じて判断されます。前十字靭帯損傷は術後3ヶ月経過してから、アスレティックリハビリテーションが可能になる為、それまで期間は、病院の理学療法士の指示のもとリハビリを行い、3ヶ月目からは競技復帰に向けて当院でのリハビリが可能になります。

当院での施術

Treatment

【アスリート整体】施術+特殊電気治療+リハビリを組み合わせたプログラムです。怪我の発生から日常生活を送れるまでの期間をサポートしています。【アスレティックリハビリテーション】併設のジムで、筋力・柔軟性・コーディネーションなど、競技に合わせたプログラムでリハビリテーションを行っていきます。