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内転筋肉離れ

内転筋は、大内転筋・長内転筋・短内転筋・薄筋・恥骨筋の5つで構成され、その中でも大内転筋・長内転筋が、肉離れを起こしやすいとされています。サッカーやハードル・ホッケーなので選手に多く発症する傾向があります。特にサッカーでは、キック動作において、股関節内転筋へのエキセントリック収縮がかかるため、注意が必要です。怪我の度合いは3つに分類され、Ⅰ度:筋肉部分損傷(筋肉痛のような痛みはあるが、歩行が可能。皮下出血なし。全治4~6週)。
Ⅱ度:筋肉部分断裂(強い痛みがあるため歩行困難。皮下出血あり。全治6~8週)。
Ⅲ度:筋肉完全断裂(かなりの痛みがあり、歩行困難。皮下出血があり、陥凹が見られる。全治3ヵ月)。

お悩み症状

Trouble

  • キック動作の時に、股関節の付け根が痛い
  • 走ると、股関節の付け根が痛い
  • 温まればなんとか動けるが、プレー後の痛みが出る
  • 腫れた感じはないが、中の方が痛い
  • 100%の力を入れれない
  • キック動作の時に、突っ張る感じが強い

原因

Cause

  • ①柔軟性の低下:スポーツによるオーバーワークで筋肉が疲労している場合、怪我のリスクを伴います。股関節に付着する筋肉、特に内転筋は大小様々な筋肉が付着しています。代表的なストレッチは、ハムストリングスや臀筋など大きな筋肉をターゲットにしたストレッチが多い為、見逃されやすい傾向にあります。内転筋は切り返し動作・股関節の『タメ』を作り、爆発的な力発揮をサポートしてくれる筋肉ですので、日頃からしっかりとストレッチをするように心がけましょう。

  • ②体の使い方:サッカーのキック動作など、股関節の屈曲+内転動作では、内転筋が関与してきます。グローインペインを起こしやすい方は、他の関節をうまく連動させる事が苦手で、股関節の運動に頼ってしまう傾向が強いです。体幹の伸展+回旋など、体をしならせながら、股関節を連動させていく運動学習をしていく必要があります。

  • ③筋収取の変化:キック動作(股関節:伸展+外転→屈強+内転)など、筋肉をストレッチした状態からの収縮を『エキセントリック収取』と呼びます。このエキセントリック収取は、通常の筋収縮よりも、筋肉への負荷が高いと言われています。普段のトレーニングやリハビリでは、重量を担いで『ゆっくりな動作』で行う事が多いです。しかし、実際の競技では『瞬間的な爆発的な筋力』が必要になります。その為、トレーニングやリハビリでも同じように『軽負荷での爆発的な筋力トレーニング』を行う必要があります。

ご自身での対処法

Yourself

自宅での応急処置はこのRICE処置を行ってください。慢性的な痛みであっても、アイシングを行って大丈夫です。15-20分を目安に、痛みがある箇所に対して行っていきます。痛みが強く、改善がない場合は、医療機関を受診するようにしましょう。内転筋肉離れの場合、リハビリで可動域・筋力を回復させる事が必要になってきます。怪我から日数が経ち、安静時の痛みがなくなったら、下記のような運動を少しずつ行うようにしましょう。
【ヒップアダクション】①上向きに寝転び、膝を曲げる②膝にクッションを挟む③息を吐きながら内腿をしめる※5秒間力を入れたら、10秒休み×10回。

当院での施術

Treatment

【アスリート整体】施術+特殊電気治療+リハビリを組み合わせたプログラムです。怪我の発生から日常生活を送れるまでの期間をサポートしています。【アスレティックリハビリテーション】併設のジムで、筋力・柔軟性・コーディネーションなど、競技に合わせたプログラムでリハビリテーションを行っていきます。