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内側側副靭帯損傷

内側側副靭帯とは、膝関節の内側にある2層の靭帯で、スネ(脛骨)が外方にずれない制御・回旋を制御する機能があります。内側側副靭帯損傷はⅠ~Ⅲ度のgradeで判定されます(Ⅰ度:微細損傷で不安定性なし・Ⅱ度:部分断裂かつ軽度の不安定性あり・Ⅲ度:完全断裂かつ不安定性あり)。Ⅰ~Ⅱ度の内側側副靭帯だけの単独損傷だけであれば、保存療法で約3ヶ月。Ⅲ度の場合は、他の靭帯損傷を合併してる可能性も高く、不安定性が残る場合がある為、手術となるケースが多いと言われていたます。スポーツ競技で発生する際は、切り返しや着地動作による非接触で、膝が内に入る状態(knee in-Toe out)や・接触により膝の外側から圧力が加わった際に損傷するパターンが多く報告されています。

お悩み症状

Trouble

  • 膝が内に入った瞬間に、ブッチと音がした
  • スポーツ中に外側から人が乗っかって膝が内に入った
  • 膝の内側全体が痛い
  • 内出血で膝全体がぼってり腫れる
  • 軽く曲げてると楽だが、伸ばし切ったり曲げ切ると痛い
  • 長時間同じ角度にすると固まって痛い

原因

Cause

  • ①筋力低下:膝関節を安定化させる筋肉は、臀筋・大腿四頭筋・ハムストリングス・内転筋・体幹など様々です。ジュニア~中高生に多く見られる、ジャンプの着地・切り返し時に膝が内に入る(knee in-Toe out)は、内側側副靭帯損傷を発生させる可能性が高くなってしまいます。スピードが乗った状態での急ストップでは、これらの筋が膝を安定化させる役割に担います。特に、中臀筋は骨盤が下がらないように(トレンデレンブルグ現象)、内転筋は股関節をタメて力を吸収する働きがあり、これらを瞬間的に力発揮させる練習をする必要があります。

  • ②体の使い方・扁平足など足のトラブル:女性アスリートに多い、内股の状態が1つの原因とも言えます。内股(knee in-Toe out)は、臀筋の筋力低下・内転筋の筋緊張・下腿の内旋・足部過回内など、様々の要因から引き起こされてしまいます。女性は男性よりも骨盤の横幅が広く、どうしても内股になりやすい骨格ですが、普段から正しい動作の習得が必要です。よく現場で見られるのが、中臀筋の筋力低下です。片足着地の際に、中臀筋がしっかり働かない事で股関節が内転し、結果として膝がknee inしてしまいます。筋力強化だけで無く、実際のスポーツ動作の際に、筋力発揮できるようにリハビリが必要になってきます。

  • ③生理周期:これは女性アスリートしか対象ではありませんが、生理前になるとホルモンの影響で靭帯が緩んでしまう現象が起こり、怪我を起こすリスク大きくなります。これに関しては、ご自身でコントロールする事が難しいので、練習前のウォーミングアップに、怪我予防のトレーニングを行ったり、テーピングをサポーターで固定する事も必要になってきます。

ご自身での対処法

Yourself

自宅での応急処置はこのRICE処置を行ってください。慢性的な痛みであっても、アイシングを行って大丈夫です。15-20分を目安に、痛みがある箇所に対して行っていきます。内側側副靱帯損傷の場合はMRIでの判断が必要になる為、医療機関を受診するようにしましょう。損傷度合いに応じて、手術か保存療法でリハビリを行うかが決まります。保存療法が適応の場合、リハビリで可動域・筋力を回復させる事が必要になってきます。怪我から日数が経ち、安静時の痛みがなくなったら、下記のような運動を少しずつ行うようにしましょう。
【クワードセッティング】①仰向けに寝転ぶ②膝にクッションを入れる③膝を伸ばすように太ももに力を入れる※5秒間力を入れて、10秒レスト×10回。痛みが出ない範囲で膝を伸ばしていきましょう。

当院での施術

Treatment

【アスリート整体】施術+特殊電気治療+リハビリを組み合わせたプログラムです。怪我の発生から日常生活を送れるまでの期間をサポートしています。【アスレティックリハビリテーション】併設のジムで、筋力・柔軟性・コーディネーションなど、競技に合わせたプログラムでリハビリテーションを行っていきます。