フットボーラーズアンクル
フットボーラーズアンクルとは、足関節への過度のストレスが繰り返される事で生じる骨棘形成のことを意味します(サッカーなどの競技に後発する為、そのような名前がつけらています)。背屈・底屈動作の繰り返しで、関節部分の衝突と伸張(引き伸ばされる)が繰り返され骨棘を形成し、慢性的な痛みと可動域制限が発生してしまいます。
お悩み症状
Trouble
- 足首の前方が詰まる感じがする
- もうすぐ試合だけど、どうしても出ないといけない
- 動けるが可動域が狭く、パフォーマンスが下がる
- プレー中は我慢できるが、練習の前後は痛くてしょうがない
- 何回も捻挫したから緩い感じがする
- 整形外科や整骨院の施術を受けたけど、変わらない
原因
Cause
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①強制的な動きを繰り返す:サッカーやバレエなど、同じ動きを繰り返す競技では多発しやすい特徴を持ちます。背屈動作が多いと:前方部分の骨棘(脛骨下端と距骨前面)、底屈動作が多いと:後方部分の骨棘(脛骨下端と距骨後面)が形成されてしまいます。どちらの過度の圧迫ストレスにより、骨軟骨の損傷からの修復課程で骨棘が形成されてしまいます。
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②筋力/柔軟性/バランス能力の低下:【筋力/柔軟性/バランス能力の低下】関節を安定させる能力が低下する事も要因の1つです。もともと筋肉や関節の柔軟性が低下し、可動域が悪い状態だと、繰り返しの動作によるストレスを緩和する事ができず、圧迫ストレスを骨で受けてしまい骨棘を形成してしまいます。
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③繰り返しの捻挫:捻挫を繰り返す事でも生じる事があります。靱帯損傷による、関節の安定性が低下した状態だと、運動中に過度のストレスが加わった際に、靱帯や筋肉で制御できずに関節への圧迫ストレスとなり骨棘を形成してしまいます。
ご自身での対処法
Yourself
自宅での応急処置はこのRICE処置を行ってください(怪我の直後・練習後)。15-20分を目安に、痛みがある箇所に対して行っていきます。フットボーラーズアンクルはリハビリで筋力・柔軟性を回復させる事が必要になってきます。特に距骨の動き(モビリティー)が必要なので、自宅では下記のようなストレッチを行うようにしましょう。
【距骨モビリティーエクササイズ】①片足を椅子に乗せる②タオルを足のくるぶしのラインに合わせる③タオルを後方に引き込みながら足を背屈させる※痛みが出ない範囲で行いましょう。
当院での施術
Treatment
【アスリート整体】施術+特殊電気治療+リハビリを組み合わせたプログラムです。怪我の発生から日常生活を送れるまでの期間をサポートしています。【アスレティックリハビリテーション】併設のジムで、筋力・柔軟性・コーディネーションなど、競技に合わせたプログラムでリハビリテーションを行っていきます。