寝違い
朝起きると、首を動かしにくくなって痛みが出た経験がある方も多いかと思います。寝違いは、就寝時の姿勢や寝返りが少なかったりする事で起きる、筋肉の阻血(血流が少なくなる)状態が生じ、肉離れのような症状を引き起こしてしまいます。また常にストレッチがかかった状態だと、関節の包む膜(関節包)の炎症を引き起こしている場合があります。寝違えた時に、よく温めたり・湿布を貼る方も多いかと思いますが、基本的にはNGです。急性の痛みですので、温めるとかえって痛みを強くしてしまうので、まずは冷やすようにしてください。
お悩み症状
Trouble
- 朝起きると首が回らない
- 首を動かすと痛みが出る
- 詰まる感じがある
- 運転など後方確認がしにくい
- だんだん熱を持っている感じがする
- 動かす範囲が狭く、それ以上動かせない
原因
Cause
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①寝返りが少ない
就寝時に寝返りが少ないと、下になる筋肉は常に圧迫を受けています。その為、血流の減少が生じてしまい寝違いを起こしやすい状態になってしまいます。ベッドが柔らかすぎて体が沈んでしまう、多量の飲酒による泥酔なども、寝返りを減らす原因となってしまいます。中には、うつ伏せで寝る方もいますが、片側に首を回旋させている為、常にストレッチをかけた状態になっており、寝違いを起こしやすい状態といえます。 -
②筋肉の緊張
仕事や日常動作で、上半身を酷使される方もリスクの1つと言えます。オーバーワークにより、筋肉が疲労で緊張してしまい硬くなってしまいます。就寝時にリラックスできればいいですが、緊張をうまく抜くことができず、力んだ状態のままになってしまいます。この場合も、筋肉内の毛細血管が圧迫され、血流量の減少により寝違えを起こしやすい状態になってしまいます。 -
③冷え
冷える事で毛細血管が収縮し、血流量の減少を引き起こしてしまいます。夏場でエアコンをつける場合、過度に冷やしてしまうと、寝違えを起こすリスクとなりますので、適度な調整を行うようにしてください。
ご自身での対処法
Yourself
自宅での応急処置はこのRICE処置を行ってください(痛みが出た時・よく使った後)。15-20分を目安に、痛みがある箇所に対して行っていきます。寝違いは筋肉のオーバーストレッチが原因で起こるケースが多いので、自宅では下記のような運動を行うようにしましょう。
【シュラッグ】
①椅子に座る
②肩甲骨を寄せた状態で肩をすくめる
③トップの位置で5秒ホールド
※痛みのない範囲で10回程度行うようにしましょう。
当院での施術
Treatment
【アスリート整体】施術+特殊電気治療+リハビリを組み合わせたプログラムです。怪我の発生から日常生活を送れるまでの期間をサポートしています。【アスレティックリハビリテーション】併設のジムで、筋力・柔軟性・コーディネーションなど、競技に合わせたプログラムでリハビリテーションを行っていきます。