円回内筋症候群
前腕の親指~薬指までを支配している『正中神経』の枝分かれした『前骨間神経』が、筋肉や組織により圧迫を受けて痺れる状態を、円回内筋症候群と呼びます。手根管症候群も同じ神経の圧迫で、痺れの部位もほとんど同じですが、円回内筋症候群は『手首のあたりの痺れ』も出現してきます。
お悩み症状
Trouble
- 指先の痺れ
- ひどい時は手首・手のひらも痺れる
- 物を持ちにくくなる
- 前腕、特に肘側の痛みがる
- ボタンなど細かな動きがしにくい
- 手首を内側に返す動作、ドアノブなどが握りにくくなる
原因
Cause
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①オーバーワーク
基本的な原因は、前腕を酷使することが原因と言われています。円回内筋は、前腕を回内(内側に捻る)動作を行う筋肉ですので、PC作業・大工・手芸動作などを長時間行う方になりやすい症状です。 -
②筋肉の硬さ
正中神経・前骨間神経は、前腕の筋肉の間を通り抜けます。その周囲の筋肉が硬くなることで圧迫を受けて、痺れを引き起こしてしまいます。物理的な圧迫刺激だけでなく、末梢神経の栄養素は酸素を必要としています。筋肉の硬さが原因で、毛細血管の血流量が減少し、酸素の供給が減少する事でも、同じように神経症状を引き起こしてしまいます。
ご自身での対処法
Yourself
自宅での応急処置はこのRICE処置を行ってください(痛みが出た時・よく使った後)。15-20分を目安に、痛みがある箇所に対して行っていきます。円回内筋症候群はリハビリで筋力・可動域を回復させる事が必要になってきます。前腕の筋肉は日常生活で多様する為、下記のようなストレッチを行うようにしましょう。
【前腕セルフストレッチ】
①肘の内側の骨の下を指圧する
②圧を加えた状態で前腕を捻る
③痛み気持ちい程度の圧を加え続ける
当院での施術
Treatment
【アスリート整体】施術+特殊電気治療+リハビリを組み合わせたプログラムです。怪我の発生から日常生活を送れるまでの期間をサポートしています。【アスレティックリハビリテーション】併設のジムで、筋力・柔軟性・コーディネーションなど、競技に合わせたプログラムでリハビリテーションを行っていきます。