尺骨神経障害
尺骨神経障害は、上腕～手指の内側を走行する尺骨神経が、何らかの原因で圧迫され、神経症状や麻痺などの症状を引き起こす障害です。
尺骨神経は皮膚表面・筋肉の間を走行する為、構造的に圧迫されやすくなっています。日常生活でも、肘を打撲して痺れた経験があるかと思います。この痺れの原因が尺骨神経なのです。圧迫の原因はケガ・骨折による肘関節の変形、ガングリオン、肘部管症候群やギヨン管症候群などの絞扼性神経障害などが上げられます。
お悩み症状
Trouble
- 小指や前腕内側の痺れ
- 指先が膜をはったような感覚
- 物を持ちにくくなる
- 前腕、特に肘側の痛みがる
- ボタンなど細かな動きがしにくい
- 手首を内側に返す動作、ドアノブなどが握りにくくなる
原因
Cause
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①骨折の変形など外傷性・ガングリオン
怪我により、骨の形状が変化したことによる圧迫・ガングリオンによる圧迫で症状を発症することがあります。外傷性の場合は、初回の処置が大切になる為、肘周辺の骨折に関しては必ず専門医に受診するようにしましょう。保存療法の範囲であれば、リハビリを行いながら症状を抑えていきます。 -
②筋肉の硬さ
尺骨神経は表層を走行する神経でありますが、筋肉の圧迫により神経症状を引き起こす場合もあります。前腕を酷使するお仕事であれば、慢性的に前腕に筋肉が緊張し、圧迫を起こしやすい状態になっています。それらの硬さを取り除くためにも、日頃から前腕・手指のストレッチを行うようにしましょう。 -
③神経の圧迫
肘部菅・ギオン菅などの構造的な圧迫：靱帯・骨などで構成させる、神経の通り道があります。その箇所で圧迫を受ける事で神経症状を引き起こします。物理的な刺激（包丁・バットなどグリップの部分が当たる）や、ガングリオンなどにより圧迫を受ける事も要因の１つです。軟部組織が硬くなる為、マッサージやストレッチだけでなく、物理療法（電気治療・超音波）などを用いて、組織を柔らかくする事が必要です。
ご自身での対処法
Yourself
自宅での応急処置はこのRICE処置を行ってください（痛みが出た時・よく使った後）。15-20分を目安に、痛みがある箇所に対して行っていきます。尺骨神経障害はリハビリで筋力・可動域を回復させる事が必要になってきます。前腕の筋肉は日常生活で多様する為、下記のようなストレッチを行うようにしましょう。
【前腕セルフストレッチ】
①肘の内側の骨の下を指圧する
②圧を加えた状態で前腕を捻る
③痛み気持ちい程度の圧を加え続ける。
当院での施術
Treatment
【アスリート整体】施術＋特殊電気治療＋リハビリを組み合わせたプログラムです。怪我の発生から日常生活を送れるまでの期間をサポートしています。【アスレティックリハビリテーション】併設のジムで、筋力・柔軟性・コーディネーションなど、競技に合わせたプログラムでリハビリテーションを行っていきます。